こんにちは!
今回も前回の続きで、イタリアのプログレ・バンドのご紹介です。今回もイタリア独自の音楽性を持つバンドですよ!先生!
-- Osanna --
今回ご紹介するバンドは、オザンナ(Osanna)です。オザンナの特徴の一つとして、見た目のインパクトの強さが挙げられます。ファースト・アルバムのジャケットに写真が載っていますが、シャーマンか前衛舞踏家の集団のような感じです。同様にサウンドのインパクトも強いです。オザンナのサウンドは、ジャズ・ロックやハード・ロックなど様々な音楽を取り入れた独自の世界観を持つプログレです。激しく荒い動の部分と、独特な美しいメロディーの静の部分が入り乱れる様は圧巻です。荒れるギターもすごいですが、フルートやサックス、メロトロンなども効果的に使われ、非常に斬新な音になっています。原始的で暗く重い音なのですが、オザンナ独自の美しいメロディーが強い感動を誘います。では、オススメのアルバムです。
『ミラノ・カリブロ9』(Milano Calibro 9)/1972
『パレポリ』(Palepoli)/1973
『スッダンス/南の踊り』(Suddance)/1978
以上です。
『Milano Calibro 9』は、映画のサントラです。オーケストラと共演しています。独特の重く美しいメロディーが素晴らしいです。
『Palepoli』は、オザンナの音楽が頂点に達したプログレ屈指のアルバムです。
オザンナは、『Palepoli』の後のアルバム『Landscape of Life』を1974年に発表した後、解散します。
1977年再結成して『Suddance』を発表します。
『Suddance』は、激しく荒い部分がマイルドになり、洗練されたジャズ・ロックになっています。オザンナ独特のメロディーは残っているので、ご安心ください。
1979年にまた解散、1999年に再々結成して、『Prog Family』や『Palepolitana』で昔の曲のアレンジもしていますので、興味のあるかたは、ぜひ。
さて、いかがだったでしょうか?オザンナ、素晴らしいですよ!次回は、オザンナから派生したバンドをご紹介しようかと思っています。では、また!