< ご紹介バンド : Delireum >
こんにちは!
みんな元気か〜い?今回もいつものようにプログレのホットなオススメアルバムを紹介するぜ!用意はいいか〜い?オーケー!オーケー!ありがと〜う!準備万端ってやつだな!よ〜し!それじゃあ、派手にぶちかましていくぜ!お〜っと、その前に俺の熱い歌を聴いてくれ!曲は、『俺の作ったハンバーグはうまい!』だ!ヘイ!ア、ワン!トゥ〜!ア、ワン、トゥ〜、スリ〜!!
はい、聴く必要はありません。
というわけで、今回もイタリアの優れたプログレバンドをご紹介します。
-- Drlirium --
1969年にSagittariというバンドがジェノバで結成されます。1970年、イヴァーノ・フォッサーティ(ヴォーカル、フルート、アコースティックギター)がメンバー交代で加わり、デリリウム(Delirium)にバンド名が変更されます。
1971年、アルバム『Dolce acqua』を発表します。サウンドは、ポップ色のあるフォーク・ロックです。ジャズ・ロック的な曲もありますが、全体としては穏やかでアコースティックなフォーク・ロックと言えると思います。プログレ色は薄いです。特にフルートやアコースティックギターの響きが印象的で、優しいメロディに彩られたアルバムだと思います。
1972年、フォッサーティが脱退して、イギリス人のマーティン・グライス(ヴォーカル、サックス、フルート)が加入します。この交代がバンドのサウンドに変化をもたらしたと言われています。
同1972年、『Lo scemo e il villaggio』を発表します。サウンドは、ジャズロック色のあるシンフォニック・プログレに変化しています。ただ前作の優しいポップ色のあるフォーク・ロック的なメロディは残っています。曲は、力強いサックスやフルート、シンフォニックなキーボード、穏やかなアコースティックギターなどが一体となってプログレ的に展開していきます。特に、サックスやフルートの響きがこのアルバムを独自のものにしています。イタリアン・プログレを代表する名盤だと思います。
1974年、アルバム『Delirim III (Viggio negli arcipelaghi del tempo)』を発表します。サウンドの方向性はセカンド・アルバムと変わりはありませんが、メロディや曲構成など色々な面で音楽性がより高い次元に達しています。また、弦楽器やエレキギターが導入されることにより、音に厚みが増しています。イタリア独特の叙情性と激しさが同居する完成度の高いアルバムになっています。
1975年、レコード・セールスが伸び悩み、解散となったそうです。
2001年、オリジナルメンバーのエットーレ・ヴィーゴ(キーボード)、ペッピーノ・ディ・サント(ドラム)、マーティン・グライスを中心に再結成されます。
2007年、2006年のジェノヴァにおけるライブを収録したアルバム『Vibrazioni notturne - Live 』を発表します。
2009年、アルバム『Il nome del vento』を発表します。かなり洗練された、大人な落ち着いたサウンドになっています。イタリア独自の叙情性が美しいアルバムです。
2014年、メンバーチェンジがありました。新たにリードヴォーカルも加わり、5人編成から、6人編成になっています。残っているオリジナルメンバーは、エットーレ・ヴィーゴと、マーティン・グライスです。
2015年、アルバム『L'Era della Menzogna reviews』を発表します。前のアルバムより少しハードになり、メリハリが出て、メロディがキャッチーになった印象があります。ヴォーカルの力強さがいいですね。
では、オススメのアルバムです。
『Lo scemo e il villaggio』/1972
『Delirium III (Viggio negli arcipelaghi del tempo)』/1974
以上です。両アルバムともオススメですが、特に『Delirium III』はイタリアン・プログレを代表する名盤だと思います。
ここまで読んでいただき有難うございます。
さて、個人的な話で申し訳ありませんが、僕、最近これまでより早起きをすることが多くなったんですよ。理由は単純なんですが、早朝の清々しい空気の中で飲む一杯のコーヒーがとても美味しいからです。小さいことですが、そんな楽しみの積み重ねが幸せにつながっていくんじゃないかと思う今日この頃です。はい、偉そうなことを言って、すいません。それでは、最後に僕の作った歌を聴いてください。曲は『僕の入れたコーヒーはうまい。』です。ア、ワン、トゥー、ア、ワン、トゥー、スリー。
はい、聴く必要はありません。では、また!