こんにちは、progretechです。
まず最初に、イギリスの5大バンドのアルバムからご紹介します。5大バンドとは、ジェネシス、イエス、キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、エマーソン・レイク&パーマーのことです。この辺の名前は、皆さんもいくつかご存知ではないでしょうか。何と言っても、プログレッシヴ・ロックの核をなし、後のグループに大きな影響を与えた偉大なグループばかりなので、知名度は抜群です。プログレ系の雑誌などが新しいバンドを紹介するとき、これはジェネシス系だとか、クリムゾン系だとかいう説明が、いまだに付いていることをよく見かけます。私も、そのような説明を参考にしてCDを購入したりしています。なんとなく分かりやすいんですよね。
5大バンドのアルバムを一回で全てご紹介するのは大変なので、まず今回はジェネシスのアルバムのみご紹介します。ジェネシスは初期の頃はプログレだったのですが、徐々にポップス路線に移行しヒット曲を連発していますので、皆さんも何曲か耳にしたことがあると思います。ジェネシスは知らなくても、メンバーであったフィル・コリンズやピーター・ガブリエルなどは知っているんじゃないでしょうか。サウンドはといえば、ポップス期ももちろんいいのですが、プログレ期は、演劇的で幻想的とでも言うんでしょうか、素晴らしいサウンドを聴かせてくれます。私の少ない語彙ではちょっと説明できませんので、一度聴いてみてください。
さて、では、さっそくアルバムのご紹介を始めましょう。以下がオススメのアルバムです。
侵入 (Trespass) / 1969年
怪奇骨董音楽箱 (Nursery Crime) / 1971年
フォックストロット (Foxtrot) / 1972年
月影の騎士 (Selling England By The Pound) / 1973年
幻惑のブロードウェイ (The Lamb Lies Down On Broadway) / 1974年
トリック・オブ・ザ・テイル (A Trick Of The Tail) / 1976年
静寂の嵐 (Wind & Wuthering) / 1976年
上から年代順に並べました。『幻惑のブロードウェイ』発表後、ボーカルのピーター・ガブリエルが脱退して、ドラマーのフィル・コリンズがボーカルを担当するようになりました。よって下の二枚はサウンドが変化しています。ガブリエル脱退前後とも素晴らしいアルバムなのでぜひ聴いてみてください。ジャケットも素晴らしいものばかりです。全部必聴ですよ!え?多すぎる?もう少し絞れ?分かりました。絞るのは大変難しいのですが、あえて絞るならば、『フォックストロット』と『月影の騎士』でしょうか。一般的には、『フォックストロット』を推す声が多いような気がします。
さて、『静寂の嵐』の後、『そして3人が残った』、『デューク』、『アバカブ』、『インヴィジブル・タッチ』(年代順)など、大ヒットアルバムを連発してゆくのですが、ポップス色は徐々に濃くなり、この中でも1986年に発売された『インヴィジブル・タッチ』はポップ期を代表する名盤として有名です。また、『そして3人が残った』は、まだプログレ色がかなり残っているアルバムなのでプログレファンにもオススメです。私はこの『そして3人が残った』が、プログレ期とポップ期の境目のアルバムだと思っています。いかがでしょうか?
では、今回はそろそろこの辺で。話が長くなりすぎ、分かりにくかった点をお詫びします。次回はイエスをご紹介したいと思います。イエスもいいですよ!