< ご紹介バンド : Finisterre >
こんにちは!
まず最初に、ある小学生の日記の一部をご紹介したいと思います。
『今日はお兄ちゃんの部屋で音楽を聴きました。お兄ちゃんに、「この音楽はなんていうの?」と聞いたら、お兄ちゃんは、「プログレだよ。」と教えてくれました。「プログレってな〜に?」と聞いたら、お兄ちゃんは、「プログレは、プログレだよ。」と言いました。僕は、お兄ちゃんも知らないんだな、と思いました。そして、プログレを聴いていたら、すごく眠くなりました。僕は、プログレは眠くなる音楽なんだな、と思いました。だから、夜寝るときにプログレを聴くといいんだな、と思いました。』
お兄ちゃんと、プログレを聴けてよかったね。
それでは、今回もイタリアの最近のプログレバンドのアルバムをご紹介します。
-- Finisterre --
フィニステーレは、1993年に、ジェノバにおいて結成されました。
1995年、『Finisterre』を、発表します。クラシックや現代音楽やジャズの要素のある非常に多彩なシンフォニック・プログレです。アバンギャルドなパートや叙情的でシンフォニックなパートが混在している複雑で独特なサウンドになっています。
1996年、『In Limine』を、発表します。基本的な音楽性は変わりありませんが、より洗練され、まとまった印象です。フルートが大幅にフューチャーされたことで、クラシックな面が強調され、叙情性が増しています。
1999年、『In Ogni Luogo』を、発表します。クラシカルでアバンギャルドな面が薄くなり、ギター中心で、キレのいいドラムが印象的なメリハリあるサウンドになっています。モダンで洗練されたメロディーがいいですね。
2004年、『La Meccanica Naturale』を、発表します。夢想的で美しいメロディーが印象的なアルバムになっています。情感たっぷりのヴォーカルがいいですね。
2019年、『Finisterre XXV』を、発表します。ファーストアルバムの再録版です。オリジナルをよりモダンでダイナミックなサウンドに昇華させています。
それでは、オススメのアルバムです。
『In Limine』/ 1996
『In Ogni Luogo』/ 1999
『La Meccanica Naturele』/ 2004
『Finisterre XXV』/ 2019
以上です。上記のアルバムは、それぞれ持ち味が違い、バンドの音楽性の幅の広さがわかります。私は、『In Limine』と『In Ogni Luago』あたりが好きですね。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
ここで、ある小学生の日記の一部を、もう一つご紹介します。
『今日は、お兄ちゃんと、プログレを聴きながら、イチゴのショートケーキを食べました。僕が、上に乗っているイチゴを食べようとした時、お兄ちゃんが、「そのイチゴ、半分ちょうだい。」と言いました。僕はイチゴが大好きなので、「だめ。」と言いました。お兄ちゃんは、「お願い!100円あげるから!ちょうだい!ちょうだい!」と言いました。僕は、どうせ100円玉を上に上げるだけだとわかっていたので、「だめ。」と言いました。お兄ちゃんは、「よし!わかった!それじゃあ、仕方ない!俺がお前にイチゴを半分やる!どうだ!びっくりだろ!恐れ入ったか!」と嬉しそうに言って、イチゴを半分くれました。僕は、お兄ちゃんは時々訳のわからないことをするな、と思いました。』
お兄ちゃんと、イチゴのショートケーキを食べれて、よかったね。
では、また!