< ご紹介バンド : Kraftwerk >
こんにちは!
今回からクラウトロック及びドイツのプログレのご紹介をしたいと思います。
プログレの全盛期である1960年代末から1970年代前半にかけて、ドイツでは実験音楽的で、ミニマルミュージックのような反復を特徴とする音楽が盛り上がりました。この音楽がクラウトロックと呼ばれています。クラウトロックはプログレの定義には当てはまらないのですが、当時、シンセサイザーなどの電子楽器を中心に演奏するバンドの音楽を、どんなものでもプログレと呼んでいたようで、クラウトロックもジャーマン・プログレと呼ばれていました。実際、レコード屋さんのプログレ・コーナーに、クラウトロックのバンドのアルバムが置いてあることが多いですよね。
というわけで、今回からはクラウトロックのバンドと、ドイツのシンフォニック・ロックのバンドを中心にご紹介をしていきたいと思います。
-- Kraftwerk --
クラウトロックの代表的バンドであるクラフトワークは、1970年に、デュッセルドルフにおいて、ラルフ・ヒュッターとフローリアン・シュナイダーによって結成されました。
1971年、『Kraftwerk』を発表します。繰り返しによる無機質で実験的なサウンドです。まだ、ポップな感じはなく、前衛音楽的です。電気フルートの音色がいいですね。
1972年、『Kraftwerk 2』を発表します。基本的なサウンドは前作と変わりません。一曲目のKlingklangが、いいですね。
1973年、『Ralf & Florian』を発表します。前衛的な中にも、次作へ繋がるサウンドが、随所に感じられます。
1974年、『Autobahn』を発表します。電子音楽を一般的なものにしたとされる音楽史に残る重要な名盤です。テクノ・ポップや、シンセ・ポップの元祖と考えれば、いいのでしょうか。無機質なのに非常に気持ちのいいサウンドですね。
1975年、『Radio-Activity』を発表します。実験的なサウンドの中にもポップなセンスが光る傑作です。
1977年、『Trans-Europe Express』を発表します。無機質なサウンドと、延々と続くリズムマシンのビートが心地よいですね。まさに列車の旅を連想するサウンドです。
1978年、『The Man Machine』を発表します。今までの若干実験的な作風から一転、ポップでユーモラスになり、非常に聴きやすいアルバムになっています。未だ色褪せない名盤です。
1981年、『Computer World』を発表します。今までのサウンドにファンキーさが加わり、素晴らしいアルバムになっています。グルーヴ感が、すごいですね。名盤です。
1986年、『Electric Cafe』を発表します。高度に洗練されたシンプルなメロディーとリズムが素晴らしいですね。隙がないです。
2003年、『Tour de France Soundtracks』を発表します。小気味良いリズムと軽快なメロディーが、気持ちの良いサウンドになっています。
それでは、オススメのアルバムです。
『Autobahn』/1974
『Radio-Activity』/1975
『Trans-Europe Express』/1977
『The Man Machine』/1978
『Computer World』/1981
『Electric Cafe』/1986
『Tour de France Soundtracks』/2003
以上です。全て名盤ですが、私は、『The Man Machine』と『Computer World』が好きですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、ここで、まとめの言葉を言わせていただきます。
クラウトロックは、非常に独特で革新的です!
「私は、革新的だと確信しています!」
では、また!