こんにちは!
今回も前回の続きで、カンタベリー・ロック系バンドのオススメアルバムのご紹介です。今回もいいバンドが揃ってますよ!師匠!
-- Caravan --
キャラヴァン(Caravan)は、カンタベリー・ロックにおいて、ソフト・マシーンと並ぶ重要なバンドです。サウンドは、アルバムによってポップ色やサイケ色、ジャズ色が強まったりするのですが、ユーモアセンスのあるポップ・ロックとジャズ・ロックの融合というところは基本的には変わっていません。また、前半にポップなロック曲が並び、最後にプログレ的なメドレー大作を置かれるというパターンでアルバム構成されることが多いのですが、最後の大作は名曲ばかりですので、お聞き逃しのないようお願いします。では、オススメのアルバムです。
『キャラヴァン登場』(If I Could Do It All Over Again,
I'd Do It All Over You)/1970
『グレイとピンクの地』(In the Land of Gray and Pink)/1971
『ウォータルー・リリー』(Waterloo Lily)/1972
『夜ごとに太る女のために』(For Girls Who Grow Plump
in the Night)/1973
『ロッキン・コンチェルト』(Cunning Stunts)/1975
『聖ダンスタンス通りの盲犬』(Blind Dog at St. Dunstans)/1976
以上です。はい、多いですね。絞りましょう。この中で一般的に評価が高いのは、『グレイとピンクの地』と『夜ごと太る女のために』なので、最初はこの二枚からお聴きになるとよろしいかと思います。
-- Hatfield and the North --
次のバンドは、ハットフィールド・アンド・ザ・ノースです。サウンドは、これぞまさにカンタベリー・ロックという感じです。基本ジャズ・ロックなのですが、自在に変化するメロディーと変拍子のリズムが、流れるように進んでいきます。このように説明すると、難解な感じを受けると思いますが、全くそんなことはなく、オシャレで洗練された、ポップでユーモアあるサウンドになっています。では、オススメのアルバムです。
『ハット・フィールド・アンド・ザ・ノース』
(Hatfield and the North)/1974
『ザ・ロッターズ・クラブ』(The Rotter's Club)/1975
以上です。ハット・フィールド・アンド・ザ・ノースのスタジオアルバムは、残念ながら二枚しか出ていません。二枚とも名盤ですが、『ザ・ロッターズ・クラブ』の方がより洗練されていて、聴きやすいと思います。
さて、いかがだったでしょうか?キャラヴァン、ハット・フィールド・アンド・ザ・ノース、両方ともカンタベリー・ロックを代表する素晴らしいバンドです。ぜひ聴いてくださいね!
カンタベリー・ロックのバンドのご紹介は、とりあえず今回で終わりにしたいと思います。次回からは、ブリティッシュ・プログレの本流に戻る予定ですので、よろしくお願いします。では、また!