やっぱり、プログレですよね。

ロック、主にプログレッシヴ・ロックのおすすめアルバムをご紹介。

イタリアのプログレ・バンドのご紹介(19)

 < ご紹介バンド : Latte e Miele >

 

 こんにちは!

はい!またまた、プログレの時間がやってまいりました!題して、”ザ・プログレ・タイムGT-TURBO Ver.5 じゅわ旨”でございますよ!どうです?なんかカッコイイでしょ?え?くだらないから、やめてくれ?申し訳ありませんでした!兄貴!

というわけで、今回もイタリアの優秀なバンドをご紹介します。

 

 -- Latte e Miele / Part 1 --

ラッテ・エ・ミエーレ(Latte e Miele)は、1970年イタリア北西部の都市ジェノヴァで結成されました。編成はキーボード中心のいわゆるキーボード・トリオです。

1972年にアルバム『Passio Secundum Mattneum』を発表します。イエスの受難を、バッハの『マタイ受難曲』の形式を参考に、新しい解釈で作られたコンセプト・アルバムだそうです。サウンドは、クラシック、ジャズ、ハード・ロックなど多彩な要素のある壮大なシンフォニック・プログレになっています。合唱などが入った壮大でクラシカルなメロディー、叙情的で哀愁あるメロディー、ジャズ・ロック、ハード・ロックなどが短い間隔で複雑に絡み合いながら、ドラマチックに曲が展開していきます。イタリア 独自のサウンドで、素晴らしいアルバムに仕上がっています。プログレ屈指の名盤と言われています。

1973年にアルバム『Papillon』を発表します。前作よりも洗練され、まとまった感じで聴きやすくなっています。アルバムの前半は映画にもなった脱獄の実話「パピヨン」をテーマにした組曲になっているそうです。(ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」がテーマになっているという話もあり、詳細は不明です。)後半は、べートーヴェンや、ヴィヴァルディなどの曲を取り入れたジャズ・ロック的な曲や、管楽器を取り入れた叙情的な曲、洒落たジャズなどが入っていて多彩に展開します。こちらもファースト同様、プログレ屈指の名盤と言われています。

1974年、サード・アルバム制作途中に、マルチェッロ・ジャンカルロ・デッラカーサ(ギター・ベース)とオリヴィエロ・ラカニーナ(キーボード)が脱退します。

1976年に、オリジナルメンバーのアルフィーオ・ヴィタンツァ(ドラム)を中心に新しいメンバーを加えてダブルキーボード形式の4人に再編成されます。グループ名も新たに「Latte Miele」とします。

同1976年、アルバム『Aquile e Scioiattoli』を発表します。メンバーを一新しているのでサウンドは変化しています。アルバム前半はポップ要素のあるプログレ曲が並びます。どの曲もイタリアらしい心に染み入る美しいメロディーで、感動的です。そこから一転してベートーヴェン交響曲のアレンジ曲へと進み、最後は20分を超える大作で、クラシック、ジャズ要素のあるノリの良いシンフォニック・プログレになっています。アルバム全体を通してとても聴きやすく、美しいイタリア的なメロディーが満載の名盤となっています。

少し長くなってきたので、今回はこの辺で終わりにして、次回続きを書くことにします。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。ここで、いつものカーフィー・ブレェイクといきましょう。発音を少しよくしてみました。カ〜フィ〜・ブレェイクです。今日は、メ〜リケン ・カ〜フィ〜とドォゥナトゥにしましょうか。ドォゥナトゥ。なんだか自分でも訳がわからなくなってきたので、煎茶と大福にしておきます。大福を食べた後ちゃんと手を拭かないと、CDが粉だらけになるので注意が必要です。では、また。

 

Passio Secundum Mattheum

Passio Secundum Mattheum

  • Latte E Miele
  • ロック
  • ¥1350

 

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