やっぱり、プログレですよね。

ロック、主にプログレッシヴ・ロックのおすすめアルバムをご紹介。

プログレ5大バンド以外のイギリスのバンドのご紹介(9)

こんにちは!

 

今回も前回の続きで、第九回になります。今回は、ネオ・プログレッシヴ・ロック(ポンプ・ロック)のバンドをご紹介します。1980年初頭にイギリスで小規模な70年代プログレッシヴ・ロックのリヴァイヴァル・ムーブメントが起こり、そのムーブメントを形成したバンド群をポンプ・ロックとジャンル分けしたそうです。英語でpompとは、華麗、虚飾などを意味し、イギリス流の少し皮肉の入ったネーミングだそうですよ。手厳しいですね。では、オススメのバンドです。

 

 -- Marillion --

まず最初のバンドは、マリリオン(Marillion)です。ポンプ・ロックの流れを起こしたのが、このマリリオンです。マリリオンのサウンドは、六枚目のアルバム『楽園への憧憬』あたりから変化していきます。五枚目のアルバムでヴォーカルがフィッシュからスティーヴ・ホガースへ交代したのが主な要因だと思われます。五枚目までのサウンドは簡単にいえば、70年代のプログレをハードな新しい音で鳴らしたような感じ、といえばいいのでしょうか。演劇的なフィッシュのヴォーカルやドラマチックな曲の展開、美しく叙情的なメロディーが非常に印象的な音になっています。六枚目のアルバムからのサウンドは、アルバムごとに変化していくので一言では言えないのですが、ダークでメロディアス、情感のある重厚な音とでも言えばいいのでしょうか。とにかく、新しい形のプログレだと思います。では、オススメのアルバムです。

 

 『過ち色の記憶』(Misplaced Childhood)/1985

 『ブレイヴ』(Brave)/1994

 『アフレイド オブ サンライト』(Afraid of Sunlight)/1995

 

以上です。『過ち色の記憶』はヴォーカル交代前の名盤、『ブレイヴ』は交代後の名盤です。なので、サウンドはかなり違いますが、どちらのアルバムも素晴らしいので両方聴いてくださいね!

 

 -- Pendragon --

次のバンドは、ペンドラゴンです。ペンドラゴンもポンプ・ロックを代表するバンドです。サウンドは、ファンタジックで、荘厳なシンフォニック・プログレと言えばいいのでしょうか。幻想的で、美しいメロディーが夢の世界へ誘ってくれます。独特の明るさと哀愁を誘う影の部分の配合が絶妙で、アルバムを発表するごとに味わい深くなりサウンドの幅が広くなっていきます。とにかく素晴らしいメロディーが、次々と押し寄せてくるところは圧倒されます。必聴ですよ!では、オススメのアルバムです。

 

 『ザ・ワールド』(The World)/1991

 『ウインドウ・オブ・ライフ』(The Window of Life)/1993

 『仮面舞踏への序曲』(The Masquerade Overture)/1996

 『幻影の寓話』(Not of This World)/2001

 

以上です。四枚全てオススメですが、新しいアルバムほどサウンドの幅が広がっています。また、この四枚のアルバムのジャケットはファンタジックで、サウンドにぴったりマッチしています。ジャケ買いしても安心なアルバムになっておりますぞ!殿!え?そんなことはわかっている?さすがでございますな!殿!お見それしました!

 

さて、いかがだったでしょうか。マリリオン、ペンドラゴン共に素晴らしいバンドですよ!次回も、続きます。では、また!

 

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