< ご紹介バンド : Corte dei Miracoli >
こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか?またまた、お待ちかねのプログレの時間がやってまいりました。はい、誰も待ってないですね。わかっておりますよ。師匠。
ところで、皆さん!最近、プログレってますか?
え?”プログレる”の意味がわからない?今、巷でホットな合言葉”プログレる”をご存知ないとは!わかりました。それでは、分からない皆さんに、特別にご説明致しましょう。プログレるとは、いつも探しているプログレのCDが、今日もないだろうと思いつつ、たまたま寄ったCD屋に、びっくりしたことに置いてあって、興奮しながら鼻息荒く、急いで手にとり、そのCDをしっかり握って、他のいつも探しているプログレのCDも、もしかしたらあるんじゃないかと淡い期待を抱きつつ、探し回ったあげく、結局なくて、がっかりする反面、まあ、これがあるからいいか、と最初にゲットしたCDを、プラケースについた手汗を拭きながら、レジへ満面の笑みでもっていき、そのキモい笑顔を見たレジの店員さんに、ドン引きされることを言います。えっ?長くてわかりにくい?まあ、なんとかフィーリングで理解してくださいよ。フィーリングで。お願いしますよ!先輩!
というわけで、今回もイタリアの優秀なプログレバンドをご紹介します。
-- Corte dei Miracoli --
コルテ・デイ・ミラコリ(Corte dei Miracoli)は、1973年イタリア北西部の港湾都市サヴォーナで、主にIl Giro StranoとTrampsのメンバーによって結成されました。ツインキーボードを中心とした5人編成です。デビューアルバム発表直前に、若干のメンバー交代があったようです。
1976年、アルバム『Corte dei Miracoli』を発表します。サウンドは、キーボード中心のメロディアスな王道シンフォニック・プログレです。クラッシック、ハードロック、ジャズ、ポップスなど様々な要素が組み合わされていて、全体としてはイタリア特有の叙情的なメロディーが美しい聴きやすいサウンドになっています。厚みと広がりのあるクラシカルなツインキーボード、甘い歌声のヴォーカル、歯切れの良いドラムなどが一体となった演奏は聴きごたえがあります。曲の緩急はありますが、あまり激しくならず、メロディー重視のまとまりの良いアルバムです。特にイタリアン・バラード的なメロディーがいいですね。このアルバムは、プログレを代表するアルバムとなっています。
同1976年、解散します。詳細は不明ですが、アルバムをリリースしたgrog recordsの倒産と関係があるのではないかという話です。
1992年、アルバム『Dimensione Onirica』が発表されます。1973年〜1974年の間に録音された、未発表のデモ音源6曲とアルバム『Corte dei Miracoli』の曲の原型が3曲収録されています。サウンドは、基本的に『Corte dei Miracoli』と同じですが、多少ハードな印象があります。ただ、音質が若干悪いです。
1993年、ライブアルバム『Live at Lux』が発表されます。1976年の収録で、ファーストアルバムの曲4曲と未発表曲2曲という構成です。
それでは、オススメのアルバムです。
『Corte dei Miracoli』/1976
以上です。このアルバムはイタリアン・プログレを代表する名盤となっています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ここでコーヒータイムといきましょう。今回は、アメリカン・コーヒーなどいかがでしょうか?
アメリカン・コーヒーは、浅煎り(シナモンロースト〜ミディアムロースト)の豆を使って、多めのお湯で抽出したコーヒーのことを言うそうです。賢明なる読者の皆様は当然ご存知ですよね。さすがでございます。(感心しながら、小さい拍手をしている。)
私は、初耳でした。ブレンド・コーヒーを多めのお湯で薄めた、あまり苦くない味のコーヒーを、アメリカン・コーヒーと呼ぶのだと思っていました。しかし、本当のアメリカン・コーヒーの味は、浅煎りの豆を使用するため、苦みは少ないものの、酸味が強くスッキリとした味わいで、コーヒー豆本来の味や香りが楽しめるそうです。なんとも美味しそうではないですか!喫茶店に行っても、アメリカン・コーヒーを注文したことがないので知りませんでした!なんてことだ!アメリカン・コーヒーがそんなに美味しいものだったなんて!なんでもっと早く気づかなかったんだ!もうだめだ!こうなったら、アメリカン・コーヒーを飲んで、しみじみ「うまい。」と言ってやる!(叫びながら、両手を大きく広げて天を仰ぐ。なぜか笑顔だ。)
はい、興奮して申し訳ありませんでした。
というわけで、今度喫茶店に行った時は、アメリカン・コーヒーを飲んでみたいと思います。では、また!